下高井戸シネマ

 家族経営チックな映画館。線路際にある。セーター姿のおじいちゃんがチケットを切ってくれた。
 昔ながらのシートでありつつも横幅は広々としており、前のシートに誰も座っていなければかなり快適な観心地。
 館内の温度も適度で、映画が終わる頃にはたいてい体がぽかぽかしていて、外に出たくなくなる。
 映画館が小さい割にはトイレの個室数があるので、トイレの開き待ちをしたことはない。化粧室はいつも清潔。私の知る限りは。
 昼の上映夜の上映と、違った作品を短いスパンで公開しているから、使い回しではなく、きちんとチラシを作ったり、スケジュールをアップするのもなかなか面倒なのではないかと思うけれど、そこもちゃんとしている。
 火曜日は千円dayのせいか、そこそこ人は入っているが、レイトショーに関して言えば、大混雑で困ったということはない。
スポンサーサイト
テーマ: 勝手な一意見 | ジャンル: 小説・文学

「ルー・リード/ベルリン」

 暗い歌詞を大量に聞かせられる場合、何で?!と思うことがあったが、この映画「ルー・リード/ベルリン」を観ながら、はは~、なるほどねと思った。
 そんなことしていてどうするの、意味ないでしょ、無意味に自分を傷つけていると思わない?
 もっと大事なことあるでしょ、死んだらもったいないでしょ、ほら頑張ってよ。
 大事なことは何?
 その大事なことのために何かしている?
 エネルギーを無駄に使わないで大事なことのために使おうよ。
 あなたはとっても素敵なのに・・・
 
 悲しいけれど、優しい。
 優しいけれど悲しい、ではなく、悲しいことがいっぱいだけれどその中にとっても気持ちよくあったかい・・・悲しいけれど優しい。
 
 そんな感じの「前向き」を、感じた。

 映画は、「希望」だな~(笑)と思った。
 ルー・リードの声や歌い方は私にはとても心地よいので、もろライブだけのこの映画は、気持ちよくて寝そうになった。退屈なのではなくて。心地よくて・・・。

 シュナーベル監督の作品、知らずに網羅していたのだが、取り上げどころ(アーティスト)はいいし、興味を引くところだけれど、アーティストありきな部分が強く、もうちょっとやりようはあったのでは?という感もないこともない。特に前の二作品。アーティストを立てたっていうことにすればいいのかな?私はあんまりぎっちりよりも、ゆったりした作りの映画が好きなのだが、人によっては、この作品、緩いと感じるようだ。
 もろライブだけだった割に、ライブ映像を見た!という感じよりも、「映画」の一作品を観た感があった。
 挿入されていた映像のヒロインである女優、ずいぶん昔に見た「フランティック」(ロマン・ポランスキー/1988)に出ていたエマニュエル・セイナーと雰囲気が被る。セイナーのイメージは、私の中ではナスターシャ・キンスキーにも被るのだが、いずれも印象的で、好きな感じ。久しぶりに「フランティック」が見たくなった。
テーマ: 音楽の良い映画 | ジャンル: 映画