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不安にさせる風。

新興住宅地と呼ぶには寂しすぎる街。
冷たい団地と新しい道路。
ただただ広がる公園と、黒い裸の木の影。
夕暮れ空はニ層に分かれ、灰色がかった薄い橙色と
湿った紫がかった灰色。

建物から出た時は肌寒かった微かな風も、
しばらく歩くと生暖かい空気の流れに変わった。

胃が締め付けられる。

この空気、前にも何度も感じたことがある。

夜の新橋で降りて、銀座の店に急いだ日々。

新宿のクラブで朝まで音の間に身を任せていたのに、
なぜか楽しめなかった夜の後。

気乗りのしないバイトの帰り道。
ひとりぼっちの夕方、帰っても誰もいない。

他にもたくさんの時間、私を通り抜けていった、
身体の内側を鳥肌立せる、湿った風。

そう、そうなんだ。
ほんとはそうなんだ。
いろんなもので埋めて、
いくらごまかしても、、、。

何も考えたくない時に、吹いていた微かな風は
いつも、こんな曖昧で、
私に何か言いたげだった。
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