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天気から、リンク

朝。職場へ自転車を走らせている。
湿った風の間から、焼き付けるような太陽。


・・・・・・
風に吹きつけられて、絡む服。
足早に、ただまっすぐ進んでいく熱い砂の上。
うっすらと汗ばみ始めた肌に砂埃。
はやく、水につかりたい。
ビーチサンダルと裸足の足の裏に入り込む砂。
海辺につく頃はその不快さもどうでもよくなって、
その辺に荷物を放り出し、水の中に足を浸す。
しばらく、そのまま立っている。
一瞬、ぞくっとする。
突然風が弱まったように感じる。
ぼんやりと、飽きるまで、遠くを見つめてる・・・。


昼。店の裏。
背の高い木が風に揺らされて、わさわさと動いているのが見える。
ざわざわ、ざわざわ・・・・


・・・・・・
日にあたる新緑は輝いて、影になる部分は深い緑。
風に揺られるたびに、激しく、色の濃淡がうごめいている。
緑の力を吸い込むように、深呼吸。
たくさんの木、そして視界を埋め尽くすような緑。
その隙間から時折のぞく、青い空。
ひんやりとした空間を抜けていく。
細かくぶつかり合う水の気配。

夕方。駐輪場。
まだ風の合間から、小さな雨粒。
空はかき混ぜられた、灰色のグラデーション。
ふと見上げると、視界のひらけたところに
大きな大きな、虹。
左の端から、右の端まで、子供のお絵かきのように。


・・・・・・
電車の中から眺めた虹。
遠くの空に、大きくかかっていた。
半分くらいしか見えなかったけれど、
目で追い続けた。その姿が消えてしまうまで。

古い建物の壁の端から、覗いていた小さな虹。
ひとりで急ぐボロホテルへの帰り道。
振り向くと、見えた。
その小さな虹が。
不安な中、
明日は、もっと、素晴らしいよ!
そんな風に言ってくれているみたいだった。
夕方は、一日の終わり。
けれども雨上がりのぱっと明るくなる瞬間は、
何だか、それ以降の日々を、ちょっぴり楽しく、
予感させる。
空を見上げて、頑張ろうと思わせてくれる。
大好き。
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