カレーのようなエスニックの煮物。
で、翌日食べてみてびっくり!!
というのも、自分のレパートリーのひとつにそっくりだったから。
その料理を、人に食べさせることはあっても、
人からいただくことは、日本では初めて。
ちなみにその料理とは、パキスタン(インド出身の人から教わったから、
インドかなぁ)料理のひとつで、「ゴビ」と呼ばれている。
ウルドゥ語で、野菜全般は、「サブジ」、
中でも、おそらく、花野菜系?のキャベツやカリフラワーは、「ゴビ」と言う。
(キャベツは「バンドゴビ」、カリフラワーは「プ(フに近い、プ)ールゴビ」)。
向こうでの作り方の一番簡単なものは、
小さく切ったキャベツかカリフラワーとクミンシードを油で炒めて、
ガラムマサラと粒の黒胡椒、カシア(シナモンの表皮)、塩少々と、若干多めのターメリックを加えて、
水を少し足し、程よい柔らかさ(ふにゃふにゃでなくて、歯ごたえを残す。)
になるまで煮るという作り方。
トマトも加えてもいい。
ちなみに、ガラムマサラとは、ミックススパイスみたいなもんで、マサラは、スパイスという意味。
いわゆる、カレーっぽい香りなので、たくさん入れたくなるところだけど、控えめにしないと
胸焼けする。
ターメリック、つまりウコンは、肝臓にいい。夏風邪予防にもいいらしい。
カレーの黄色。ただ、香りが悪いので、人によってはカレーを作るときにも入れない。
普通は控えめにするのだが、ゴビの時は、色付けに、多めに使用。
ターメリックとヒヨコマメの粉と水で練って、パックすると美白効果があるらしく、
向こうでは、結婚式の前に新婦が使うことも。
向こうの人が作る「ゴビ」は、黄色くて、油でてらてらしてるけれど、
自分は、油のてらつきに抵抗があるので、油は控えめにして、トマトを多めに加える。
好みで、残り野菜を色々入れてもいい。
まぁ、こっちでは一般的なナンとか、それがなければバケットなんかとも
相性がいいのだが、ご飯にかければ、野菜カレー風。
友人がくれたものは、その「ゴビ」にそっくりで、彼女はナスやニンジン、コーン、
角切りの生揚げ(これは、いける!)も入れていた。
それを発芽玄米ご飯にかけて食べたらおいしくて、かなり食がすすんだ。
家庭状況が変わって、引っ越してからスパイスを揃えていない。
十年近くエスニック料理をしていて、以前は家にカレー料理がない時はなかったのに、
もうここ最近、久しく作っていなかった。
友人の料理を食べて、また作りたくなってきた!
・・・しかし問題は、食べるより、作る方が楽しいってこと。。。
というのも、私、食べるのは和食が一番好きなんで(苦笑)。
- 関連記事
-
- かなづちと、釘。 (2006/08/26)
- 料理欲再来? (2006/07/18)
- 出来そうで出来ない! (2006/06/20)