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子供がらみのバイト その②・・・子供に気を使う・・・。

美術館のワークショップで、一日限りのバイトをしたことがある。
そのとき展示されていた絵をもとに、美術館探検のような感じで、
子供達をグループごとに連れ歩く。
何を感じ取るか誘導したりして、絵を鑑賞する面白さに気付かせる。
特に、マニュアルもなく、スタッフが適当に考えて、
子供達を楽しませるわけだが、それがまた難しい。

もともと、子供と遊ぶことに慣れていなくて、
しかも演技派ではない私は、困った。
子供は、この人、何をしてくれるんだろう、という感じで、待っている。
仕方がないので、ありきたりの質問から始める。
子供の答えの尻尾を捕えて、次の質問へ繋げていく。
それを繰り返すうちに、子供達ものってきて、
喜んで答えるようになる。
こっちも、子供達の答えを強引に、違うイメージへと引っ張っていく。
そんな感じで何とか切り抜けた。

その日、出会った人に誘われて、
他の、子供がらみの一日限りのバイトも、やってみることにした。
週末キャンプでの、小学生くらいの子供の相手をするバイト。
電車に乗って、都会から離れた緑の多い土地に向かう。
キャンプというより、ペンションのような建物に着いた。
既に、子供達は到着していた。十五人くらいかな。
畑には、ブルーベリーなど、ちょっとしゃれたものが植えられていた。
子供三人に対して、大人一人ぐらいの割合だったと思う。

到着した時、夕方だったので、すぐに日が暮れてしまった。
みんなで入浴したが、まだ、お互い、緊張が取れていない。
特に楽しくもなく、お風呂につかった。
意味もなく、突然、ばしゃばしゃと、子供達数人に、お湯をかけられた。
相手も、様子を窺っているのだろう。
この人には、何をしていいか、悪いのか。
どこまで受け入れてもらえるのか。
ナドナド。
こっちとしては、「イジメじゃん!!・・・子供って怖いよ~」
という心境だったが、とりあえず、動じないふりをする。

食後、肝だめしをすることになった。
お墓の間を通るだけで、仕掛けも何もない。
それでも、真っ暗なので、子供達は怖がって、進むことも出来ない。
異常に怖がっていた。
結局、スタート地点で終わったようなものだった。
あまりにギャーギャー騒ぐので。

一体、この企画は何なんだ?
どういう趣旨で、どういう子供を対象にしてるんだ?

疑問がよぎったけれど、聞く暇はなかった。
忙しいからである。

特にプログラムされたキャンプでもなく、
メインの大人チームはあるものの、その人たちが、
率先して何かやるというわけでもない。
ただ、身の回りの世話をしているだけのようなもんだ。
他の大人、寄せ集めのバイトの人たちも、
せいぜい、名前を伝え合っただけなぐらいで、
お互いのことがよく分からない。
しかも、ぶっつけ本番なもんだから、チームプレーも何もない。
あっという間に翌日になって、バイト終了。

一体、何なんだ。
子供の過保護ぶりから見て、結構、金取ってそうなのに、
ただ、一晩止めてやれば、それで十分なのか?

子供も楽しかったのか?
行ったことしか、記憶に残らないんじゃないのか?
行ったことすら忘れるかもね。
そんな、イベントであった。

しかし、ある人、私を、そこへ連れてきた人から聞いた話は、
今でも、ずっと覚えている。

彼女は、青年海外協力隊で、旅立つことが決まっていた。
その日までの空いた時間に、バイトをしていた。
人に、色々尋ねてみるのは、面白い。
どうして、彼女が、そこに行き着いたのか、聞いてみた。

大学最後の年、彼女は、落ち込んでいた。
自分の存在意義を失って、卒業後一年間、鬱々と過ごしていたらしい。
「誰も私を必要としていない・・・・。」
とても孤独で、何もする気になれなかったという。
でも、その日々は、彼女にとって、必要な時期だったようだ。
ある日突然、人生が再び動き出す。

フィリピン旅行に出かけて、カルチャーショックを受けた彼女の目は、
海外へと向かう。
自分ひとりを見つめていたのが、突然、ぱっと、視界が開けたわけだ。
日本から最も遠い国の一つである、アルゼンチン。
興味が湧き、読んだ本に感動した彼女は、著者に手紙を書く。
「人手が必要になったら、呼んでください」と。
そして、彼女は、呼ばれて、アルゼンチンに飛んだのである。

「行動が伴わない言葉は信用しない。」そう言いきる彼女は、
その言葉通り、積極的で、どんどん前進していく。
ものすごいパワーだ。

「何も考えずに、とりあえず、行ってごらんよ。」
どうして行くのか、その意味は、ずーっとずっと、月日が経ってから、
必ず分かる
、と、彼女は言った。
その言葉も、私を応援してくれる言葉のアルバムに加えられ、
そして、実際、彼女の言ったとおりだった。

どこで、どういう出会いがあるか、分からない。
苦手な子供相手のバイトの場であったけれど、
いいものを見つけた。
子供の周りには、色々な、気付きのチャンスが
隠れているような気がする。
見えるようで、見えないところに。
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雑用係が見た!?モデル事情、コピーライターの仕事ナド。 | Home | 子供がらみのバイト①・・・子供はコワイ!?

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