シーズンオフの合宿免許(教習所)で、驚きの連続?! その③

毎日の講習の方は、単調ではあるが、毎日、車に乗れるし、
学科の方も、楽。「ここが出るから、マークつけておけ。」
といわれるままに、印をつけていただけ。

毎日の食事が、脂っこいものばかりなのには閉口。
現場の人が食べるくらいではないかと思うほどの
ボリューム
であった。
昼も夜も揚げ物が多かった。
朝は、納豆が必ず出た。
それまで納豆を食べたことがなかったのだが、
挑戦してみた。
退屈だと、お腹が減るのである。
そのまま食べるのは、ちょっと・・・。
で、毎日、化学調味料たっぷりの昆布の佃煮が、
あったので、ご飯に、納豆。そして、昆布をどっさり入れた。
昆布の味で、何とか食べられた。

午後一時間講義があるときもあったが、大抵午後は暇。
暇つぶし用のテニスコートを宿舎の脇に作っているらしい。
部屋でゴロゴロしている人が多かった。
たまに、駅の方へも行ってみたが、
やっぱり退屈で、すぐ引き返す。
静岡チームは、いつも、忙しそうに出たり入ったりしていた。
私は、いつも通り、どこに所属するでもなく、
人間観察を楽しんでいた。


ある時の講習で、一緒になった、妙にさめた男の子。
特に何かあったわけでもないのだが、
静岡チームとサーファー系彼女のように、
私と彼も、何か通ずるものを感じた。
恋愛的な何かではなく、人生の捉え方、というような面で。
暇な時など、時々、二人でぼんやりしていた。
彼は、歳は私と変わらなかったが、
過去に結構色々とやってきたようで(悪いこと)、
大人びた様子であった。
彼が話していたことで、心に残る言葉や、
自分も、大切にしたいな、と思うようなことが幾つかあった。

自分が一番下だと思って、相手の話を聞くこと。
本や、人の話から、たくさん吸収していくこと。
とりあえずやってみること。
なりたいと思えばそうなる。
人のことに干渉しないこと。
人のことを勝手に決め付けず、よく観察する。
人のよい面と悪い面の、両方認めること。

ある時、彼が、いつもと違って、動揺しまくっていた時があった。
地元の友人が、バイクの事故でなくなったという知らせを
聞いた直後だという。心痛な面持ちであり、目もあわさない。
そんな時に、どうすればいいか分からなかった私は、
とりあえず、黙って、彼の少ない言葉を聞いていた。
数日後には、なんとかいつもの彼に戻っていた。
ハワイで商売をやりたい、と言った彼には、それ以降、
一度も会っていない。


やはり、東京出身の仲間(八王子方面の人は、静岡チームよりであった。)、
それも、馴染みのエリアから来た人がいると、何だかほっとしした。
普通なら、ただ、同じ区や近くの区から来たというだけで、
何か、特に感じることもないのだが。

合宿所は、いつもの生活から遮断された空間で、
大げさに言えば、「魔の山」に近い心理状況にさせる場所・・・。

サーファー風カップルも、私を可愛がってくれたが、
ある時、やはり東京出身の奇妙な男の子と仲良しになった。
東京の何処か出会っていたとしたら、
絶対に、親密にはならないような相手。


余りにも単調な日々。
けれども、決められた期間、
そこに留まっていなくてはならない。
落ち着かない。読書をするにも、妙に集中できない。
そんな時に、二人をつないだのは、
一本のカセット・テープ。
音楽好きの彼が貸してくれたテープが、
とても気に入ったのである。
自分も、かなり、音楽好きだったので、
色々なジャンルに詳しいほうだと
自負していたのだが、彼は、私より、ずっと、
音楽の審美耳がいい・・・。
精神的に、彼のテープに助けられたせいで、
彼とはすっかり仲がよくなった。
けれども彼は、それからすぐ後に、仮免が取れて、
帰って行った。
東京で会おうと言って。
(実際、会ったけれど、ね。)

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