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代々木に住んでいた頃。くしゃくしゃな紙くずみたいな気分。


物には相当うんざりしていて、困る質問は、
「欲しいものは何?」。

旅をすればするほど、物への期待が薄れていく。
外的に欲しいもの。
それは、ゆったりと流れ、そしてしばしば刺激的な、気持ちの交流。
内的に欲しいもの・・・・
それには気付かないふりを
分からないふりをしていた。
嫌なこと、悲しいこと、寂しいこと。
それらを感じることを避けた。

昼と夜があるように、気持ちにも、明るいそれと、暗いそれがある。
どちらかだけなんて有り得ない。
気持ちには明るさだけを認めていた反動か、私は夜が好きで、
冬が好きで、月が好きだった。


夜。冬。月。
それを感じるだけで、気持ちがすーっと落ち着いた。
夜になると、安心し、
冬になると、動き出し、
月を見ると、泣きたくなる。


月。
遠い国でも見た月。
遠いどこかにいる人も、見ている月。
月に反射させて、遠い誰かが見えればいいのに。
落ち着かない気分で、クラブに向かう私。
月が見下ろしている。
「これから、楽しみに行くんだね・・・・。」
クラブから帰る早朝。
うっすらと空に残っている月。
夢の時間は終わってしまったんだ。

朝の光は容赦ない。
また、現実の生活が始まる。
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テーマ: ノンフィクション | ジャンル: 小説・文学
新宿で遊びほうけていた頃のこと。その① | Home | 代々木のマンションでの腐った生活。

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