外国人向け不動産でバイト

英字新聞のFOR RENTなんかでもよく見かけるが、
外国人向けの物件と言うのは、家具付き、キーマネー(敷金?)なし
っていうものがある。


外国人の友達も、やっぱり、敷・礼金は理解しがたいと言う人が多い。

英語が堪能なわけでもないが、面白そうかなと、思って、バイトしてみた。

不動産が持っているアパート丸ごと、もしくは一戸建てを、外国人に貸している。
アパートでは、各部屋。一戸建ては、共同住居といった感じで、
日本人にとっても贅沢な場所に、何件かあった。

私が担当したのは、新しい入居希望者を物件に案内したり、
退室する人を監督?!したりといったことであった。

初日は、先輩について、入居希望者を、アパートに案内した。
必要最低限のものは置いてあったが、寂しい部屋である。
ごく普通のアパート。敷金がない分、家賃は少し高め。
まぁ、ホテル泊まりよりは安上がりだろう。
海外にはよくあるタイプだ。

客を連れて、ある部屋へ行った時のこと。
まだ、その部屋を使っている人がおり、〇時頃、他の客に部屋を見せたいから訪問するよ、と
連絡してあった。
ノックをしてドアを開けてみると、中は薄暗く、
なんと、カップルがラブラブで寝ていたんですね~。
取り込み中ではなかったけれど。
私と同じくらい、一緒にいた客もびっくりしているのが窺われた。
・・・日本人でも、こういうこと、あるかなぁ~。
部屋のカップルもそれなりに慌ててはいたけれど。(笑)

若者の町のど真ん中から、路地を入ったところにある、共同住宅に行った時のこと。
その時は、退室する人の監督!?であった。
それというのも、約束の日だっていうのになかなか出ない人がいたからだ。
北欧から来た女の子二人。
二人とも、長い髪を頭の上に丸くお団子にしていた。
足元はパンクっぽくて、気も強そうなので、こっちも最初はおっかなびっくり。

しかし、ただ単にルーズなギャルでした。
アジアを周りながら日本に来たというバックパッカーで、次はバンコクに行くという。
共同住居のほうは、貸間みたいなもんで、壁も普通の住居と変わらない。
長期滞在するには、プライバシーがちょっとね、という感じ。
共同のキッチンも、かなり汚れていた。

同行した職場の先輩が、二人に、早く荷物をまとめるように言い、
後は私を残し、行ってしまった。

二人の荷造りはまるで進まない。信じられないほど進まないのである。
思わず、手を貸してあげようか、と言いたくなるほど。
それというのも、荷物はそんなに多くないのに、脱線ばかりで
いっこうに集中して作業をしないのだ。
もちろん、北欧の人がとか、外国人が、というわけではなく、
その人個人のパーソナリティーである。

こちらも、ソファーに座り込み、ただ座って待った。
時々、先輩が状況を尋ねてきたが、適当に応えておいた。
いつまでたっても片付かないから、適当に答えておくしかないのである。
あまりに暇なので、ちょっと手伝ってあげることにする。

ただ単に、片付けるのが苦手だったの!?もしかして!?
あっという間に片付いた後、一人の女の子が、嬉しそうに礼をいい、
引越し荷物の中から小さなバッグを取り出し、「これあげる」。

中に、六本木のクラブのチケット(使用済みの、ね。)がちぎれて入っていた。
彼女たちは、日本で楽しめたのかなぁ。
外国人同士、つるんでいたのかなぁ。
世界中でつるむ日本人の話はよく聞く。
周りに受け入れてくれる体制があっても、日本人同士で固まってしまう。
もちろんそうでない人も一杯いるし、知っているけれど。

日本でも、日本人の冷たい壁を感じて、日本社会に入っていけない外国人、
困っているけれど、助けを求められない外国人は多い。

家族連れで日本に滞在していて、子供の幼稚園なり、学校なりに所属することで、
日本人のなかに入っていける人ももちろんいる。
それでも、外国人同士かたまりがちなのはなぜだろう。

日本人には気を使う、言いたいことが言いにくいのか、
全く別の価値観の人種と感じられるのか。

オープンに積極的に関わってくる人もいれば、
唾を吐きかけてきたり、人種によっては嫌悪したりする人が、まだまだたくさんいるからか。
(私が外国人の友人と歩いている時に、いちゃもんをつけられたことは何度もある。
ただ歩いているだけ、立っているだけでも。)

一部の外国人のせいで多くの外国人のイメージがよくも悪くもなる。
同国人同士、自業自得じゃん、と言うことも出来るかもしれない。
でも、私たちがみんな同じじゃないように、外国人だって、それぞれ違う。
海外で、不法滞在、不法就労している日本人だっている。
働き手の無い企業の工場で、危険な作業をして指を落とす外国人もいる。
彼らは、母国では、「〇さんは、家族の為に日本で働いているんだって?エライね~」と、
言われていることもある。日本では、不法、つまり、犯罪者と呼ばれている。

見方によって、全て、断面が変わっていく・・・。
神奈川の方で、不法就労防止のキャンペーンが行われていたらしい。
日本は少子化が進む一方。

結婚してくれる人が見つからず、海外の配偶者を選ぶ人もいる。
流行のダーリンをゲットする人もいる。

不法就労になってしまうのはなぜなのか。
そこをどうして考えないのだろう。
ただ追い出すのは、くさいものに蓋をする、だけだ。
これ以上は書かないが、お互いにとって大きな幸せを得られる視点に
転回出来るようになるのは遠い先か、それともずっと、無理なのだろうか、と思った。

その不動産でのバイトは、あとで、よそから仕事の誘いがあったため、すぐに止めてしまったが、
なかなか考えさせられるものがあった。


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