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黄金色が眩しい。ずっと、そこにいて。

爽やかな朝の成城。
自転車で駆け抜ける。
子供の頃に、お化けでもいそうだなと
覗き込んでいた古い家。
周りは様々の木で雑木林のよう。
高い竹林と、とてつもなく大きな松。

かなり前に、家はなくなり、林だけが残っている。
「未来の子供達に緑を残そう」
そんなボードがあちらこちらにかけられている。
競売物件だということを示す、看板。
緑の風を受けながら、坂を下り、また登る。

そういえば、あの、銀杏の木はまだ残っているのかな。

成城学園駅まで歩いて行く時。
坂をのぼって、息を整えて、
顔を上げると通りの左手に見える。
ある時期だけ黄金色のカーペットを敷き詰める
銀杏の木。

周りは、洋服屋と、駐車場、古いアパート。

一人ぽつんと立っている。

ほんとに、一時期だけ。
その時だけは主張する、木。

夕方は振り返りつつ、うっとり眺める。
落ちる陽を背に輝く葉。
それが枝からあっという間に落ちて、
アスファルトの上が黄色く染まり、
気がつくと、何もなくなっている。


今年も、そろそろ。
でも、あの木、ちゃんと残っているのかな。
しょっちゅう通っているのに、その一時しか、
意識していない。
秋が深まる前に確認しておこう・・・。

成城といえば桜並木。
以前に、近所のおじさんから聞いた話。
桜は、仲が良すぎて、近寄り合うもんだから、長生きしないって。
しかも、死んだ桜の後に、桜は育たないとも。
普通、同じ木同士は枝を互いに伸ばし合わないらしい。
その人は、時々、自分でつくった花を見せてくれる。
尋ねた時だけだけど。
見せてもらっても、地味なもの同士の掛け合わせなので、
なんだかよく分からない。

でも、大変なことを簡単そうに
「あれとこれを合わせて、、、、」と説明し、
道際に放り出しているだけなのだが、
嬉しそうな瞳の中に見える、花への愛情を感じるのが
好きだ。
だから、聞く。

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テーマ: 散文詩 | ジャンル: 小説・文学
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